2012/01/07

山田池公園の池干し調査について

久しぶりに山田池公園に行ってみると、なんと池の水が干上がっています。





「10月1日~11月30日の期間、生態系に配慮しながら池の水を抜いて実態調査を行います。水位回復は平成24年春頃を予定しております。」とのことですが、何の実態調査なのか?、どのように生態系に配慮しているのかが、わかりません。

私が探せていないだけかも知れませんが、大阪府の枚方土木事務所のページには
山田池公園の主要施設である山田池は、灌漑用水にも利用されていますが、公園開設以来池干し(池の水を完全に抜いて、池底まで干すこと。公園として開設するまでは毎年実施し、水質の保全に役立てていた。)を行っておらず、ヘドロ等が堆積して水質の悪化が進行しています。
このため、今回、生態系に配慮しつつ、池の水を抜いて、池底等の実態を調査します。
なお、水位の回復は、気象条件により変動しますが、平成24年春ごろを予定しています。
皆様のご理解とご協力を、よろしくお願いいたします。
調査期間;平成23年10月1日から11月30日
としかありません。ヘドロ堆積による水質悪化の対策だということまではわかりましたが、それ以上は不明です。この程度の情報量であれば、全て張り紙にも書いておいて欲しいです。財団法人大阪府公園協会の山田池公園のページにも、これ以上の情報はありません。
  • 生態系へどのような配慮をしているのか?
  • ヘドロは除去しないのか?
  • だれが調査しているのか?(どこかの大学とかと連携している?)
  • 調査期間が過ぎているが、調査結果はいつ出るのか?
    • 公開されるのか?
    • ヘドロ堆積のメカニズムを解明して、今後は堆積しないようにできるのか?
「ご理解とご協力を」というのであれば、もっと情報を公開すべきではないでしょうか?
生態系へのインパクトやヘドロ堆積のメカニズムの解明ということに関しては、今回の水抜きは割と大きな実験として捉えることもできなくありません。なかなかできることでもありませんので、興味を持つような研究機関や府民などに大々的に調査協力を呼びかけても良かったのではないでしょうか?採集したデータや調査結果などもオープンに公開すれば、みんなで議論もできますし...。
まだ「水位回復 -> 生態系回復」のフェーズが残っていますので、何か調べてみたいことがある方は、枚方土木事務所に連絡してみると良いかもしれませんね。

ちなみに、2010年03月22日時点の山田池は以下のような感じです。中央右の白三角が、この記事の3枚目の写真のお堂です。



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